2011年11月22日(火)
マイコプラズマ肺炎の症状とその治療にかかる平均期間は?
最近、子どもがマイコプラズマ肺炎にかかったと聞く機会があります。
【マイコプラズマ肺炎】とは、この季節、初秋から冬にかけて小児や若年成人に見るケースが多く、飛沫感染や接触感染により感染します。
しかし、飛沫では感染するケースは少なく、学校等での感染拡大は高くありません。
【接触感染】でも濃厚接触が必要と考えられております。
【症状】としては、発熱や胸痛、疲れや身体的・精神的なだるさ、頭痛などが起こり、乾いた咳が数日続くのが特徴で、早朝や就寝時にひどくなる傾向にあるようです。
熱が下がった後、今度は痰が絡んだ咳が強くなります。しかし、肺炎にしては元気で一般状態である為、小児の場合、重症例や合併症を起こす事も多い為、注意が必要です。
【治療方法】としては、マイコプラズマ肺炎と診断されるまでは、一般的に血液による検査を行い、その検査結果には数日かかります。確定診断を待ってからの治療は遅いので、経験的治療に基づいて抗生物質による治療を行います。
【予防方法】として特別な方法はなく、うがいや手洗い等の一般的な予防と患者との濃厚接触を避ける事です。
☆乾燥し、寒さが日を追うごとに増すこの季節、どの病気に対してもやはり、基本的なうがいや手洗いなどの健康管理が一番の予防法なんですね。
どうか皆様もご自愛下さい。
photo by 工藤隆蔵
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